小児歯科といっても大人の治療と特に違いありません。虫歯には詰め物をしたり、抜歯の時には麻酔注射をします。

大事なことは子どもが歯医者に恐怖心を持たないことです。そのために、歯科医師はもちろんスタッフ全員が子どもの気持ちを思いやる心構えで治療を行なっています。

当院では、あせらず子どものペースで治療を進めます。

はじめはチェアに座ること。口に器具をいれること。口をずっと開けていること。

少しずつ前へ進めば、どんな子どもでも治療ができるようになります。安心してご来院ください。

乳歯が虫歯になり早い段階で乳歯を失ってしまうとどうなるでしょうか？

乳歯が正しくそろっていないと、永久歯の歯ならびに悪影響を与えます。反対に、乳歯がきちんとそろっていることは、大人になったときのきれいな歯ならびにつながります。

虫歯になってから歯医者に行くことも大事ですが、一番大事なことは子どもが虫歯にならないようにする予防です！

当院では「歯磨き指導」や「フッ素」や「シーラント」を用いた予防を行なっています。

歯磨き指導

「磨いた」と「磨けている」とは大きな違いがあります。小さいお子様の場合は保護者の方の仕上げ磨きの方法と重要性、おやつのあげ方を指導させていただきます。中学生頃からはご本人でしっかり磨けていると自信を持って頂けるように指導を行っています。

シーラント

虫歯に最もなりやすいのは奥歯の咬み合わせの面です。咬み合わせには細かい溝がたくさんあります。歯磨きを頑張っても汚れを完全に落とすことは難しく虫歯になりやすい箇所です。シーラントはその溝を埋め浅くして汚れがたまるのを防ぎます。

費用：小学生未満は０円・小学生は約500円・中学生以上は１歯につき約1,000円未満。治療自体は１回で終わります。

ステップ１：子供の歯には細かな溝があります

ステップ２：歯をきれいにクリーニングします

ステップ３：歯の細かな傷をシーラントで埋めます

フッ素

フッ素を塗布するとフッ素が歯の表面のエナメル質へ入り込み、歯を守る「石灰化」が生じることで歯が強くします。

フッ素の３つの力

• 歯の質を強くする働きで虫歯になりにくい歯にします。
• 虫歯の原因菌の活動を抑え、虫歯の予防になります。
• 唾液の再石灰化作用を助けます。

当院では 3 ヶ月ごとのリコール検診時に塗布する事を主におすすめしていますが、いつでもお気軽にお声がけ下さい。

焦らず少しずつで大丈夫

元気で聞き分けの良い子どもでも診察中に怖くて泣くことがあります。泣いて治療ができなくても、子どもを怒ったり叱ったりせず、今日できたことを褒めてください。他の子どもはできているのに..？」と焦る必要はありません。子どものペースで治療に取り組みましょう。

いっぱい褒めてください

治療が終われば、がんばったことを、たくさんたくさん褒めてください。お母さんの褒め言葉が、歯医者を嫌がる子どもの気持ちを無くす魔法です。